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アラ古希日記
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最近、ぼくはTwitterを始めました。そのため、この@「アラ古希日記」と、A「趣味人倶楽部」と、B「Twitter」の三つを並行して運営することになります。そこで、それらを当面、どう使い分けるか?を、おおまかに説明しておきます。
 旅行記と日記などは、@「アラ古希日記」と、A「趣味人倶楽部」(閲覧には登録が必要)に、同じものを載せることが多いと思います。そして@「アラ古希日記」のタイトルのみ、更新するたびに自動的に、B「Twitter」に「呟き」として転載されます。
 政治、社会問題などについてのコメントや、川柳、俳句などは、短いものはB「Twitter」に載せますが、長いものは、@「アラ古希日記」と、A「趣味人倶楽部」に載せます。なお、「Twitter」(閲覧だけなら登録不要)のアドレスは下記です。
 http://twitter.com/tomas615
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2015年7月 Tomasの『読書日記』  内藤誼人“かしこい生き方”はムシたちに学べ

2015/07/18 10:58
   毒・寄生・変態なんでもありの“いきもの学”
        梧桐書院  2011年6月 第一刷  定価 1500円(税別)

 本書の著者は「まえがき」の中で「私は、昔からものすごく打算的な男だった」と書いている。「自分が何かする以上は、必ず「もと」をとりたいと考えるような男だった。と。
 さて、本書を読み終って、ぼく自身は『もとを取ったろうか?』と考えた。まぁ、ぼくは、本を読む時、『もとを取ろう』とは考えない。どちらかと言うと、「この本を読んだ時間は、ムダだったか?どうか?」と考えるかもしれない。この本の場合、「ムダだった」とは思わない。「そこそこに、面白かった」という感触は有る。
 この本の冒頭に出て来るキーワードは「ホーンズ効果」だ。「ホーンズ効果」というのは、例えば、夏の夜、部屋の電灯の回りをうるさく飛び回るガがいるとして、「そんなガに触ってはダメ!」と、子どもを叱りつける母親の態度みたいなのだ。この場合、ガは、母親によって全否定されてしまったから、子どもが、仮にガを捕まえて、屋外に逃がしてやるような試みも、母親は「ダメ!」と言うかもしれない。つまり、ガは「部分否定」ではなく、「全否定」されているわけだ。仮に、子どもがガを捕まえて、蝶と、何処が違うか?調べようとしても、「全否定」されているから、それも許されないことになってしまう。それが「ホーンズ効果」だ。
 次に、「しずかさや 岩にしみいる蝉の声」という芭蕉の有名な句をめぐって、「このセミ」は「アブラゼミ」のことだ、と主張する歌人・斉藤茂吉と、「このセミはニイニイゼミだ」と主張する小宮豊隆の間で論争が起きた。芭蕉の弟子の曾良の日記から、この句が読まれたのは元禄2年5月27日だから、現代に換算すると7月13日となる。で、2人は、この日に合わせて、芭蕉の句が詠まれた立石寺まで行った。そこでは、ニイニイゼミが大合唱していた。で、斉藤茂吉は、素直に、自分の誤りを認めたと言う。
 次に、「クジャクのランナウエイ」という言葉が出て来る。この本では「ランナウエイ」は「暴走進化」と訳されている。東南アジアのパダウン族の女性は、首に真鍮の輪をはめるのが「お洒落」とされている。それで、次々に金ピカの輪を増やす。それが極端になると「ロクロ首」のようになってしまう。「過ぎたるは、及ばざるが如し」になってしまうわけだ。
女性のオッパイについても、似たようなことが言える。なんでも大きい方が良い、ということにはならない。何事も「過ぎたるは、及ばざるが如し」なのかもしれない。
 ショウジョウバエの雄を1匹だけ飼育すると平均65日生きるらしい。そこに♀を1匹加えて飼育すると、哀れな雄は56日しか生きられない。更に、♀の数を増やし、8匹にしてみたら(1種のハーレム状態)、雄は、たったの40日間しか生きられなかった。「雄にとって、雌は何なのか?」は、深く考える必要のあるテーマだ。
 ちなみに、ソクラテスは、弟子から「結婚した方が良いでしょうか?しない方が良いでしょうか?」と質問され、少し考えてから「どちらにしても後悔する」と答えたそうだ。
 ところで、「経済が発展すると、その国の国民は「みな女性的になる」という説があるが、本当だろうか?
 蜘蛛は、巣を張って、そこに獲物がかかれば、その獲物を食べて生活している。巣の作り方が下手で、獲物がなかなかかからなければ、その巣に見切りをつけて、場所を変更してしまう。人間の場合、どうだろう?新しい商売を始めたとして、客がサッパリ来ないとしたら、サッサと見切りをつけて、他所に店を出すだろうか?「せっかく資金を投資したのだから、もうしばらく、頑張ってみよう」と、粘る人は何%くらいだろうか?
 心理学では、最初に投下したコストを惜しむ心理を「サンクコスト効果」と呼ぶそうだ。
「サンク」というのは「沈んだ」という意味で、コストがどんどん大きくかさむほど、さらに大きなコストがかかることになる。
 オタマジャクシにはしっぽがあるが、カエルになるとシッポは要らない。「要らない」と見切りをつけて、不要なもの捨てることを「アポトーシス」と言うそうだ。「要らない」ものは何か?を知ることも、人生の大切な要素かもしれない。
 本書の著者の内藤誼人さんは、本書の巻末の著者略歴のところに、アンギルド代表取締役社長と書いている。略歴のところに、社長を記入する人は珍しいかもしれない。その辺に、著者の「こだわり」があるのかもしれない。
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新・ミニ読書日記(6)川道・武男著 「ムササビ」(空飛ぶ座ぶとん)

2015/07/11 16:31
 築地書館刊  2015年2月 初版発行     2300円+税
 「ムササビ」と聞いて、「ああ、こういう動物だな」と、頭の中に、ムササビの姿を描ける人は少ないかもしれない。
 ムササビは、日本にしかいない夜行性のリスで、その生態を知ってる人は少ないようだ。ぼくは昔、マレーシアのランカウイ島にあるホテルの庭で、ムササビに近い動物でヒヨケザルを見たことがある(ホテルに飼育されていたわけではない。野生動物で、自然の生活をしている姿を、たまたま見ることが出来たにすぎない)。そのホテルに宿泊していた白人女性が偶然、動物学者で、「あの動物は日本語で『ヒヨケザル』と呼ばれ、日本語で『ムササビ』と呼ばれる動物の仲間です」という説明を聞き、以来、「ムササビ」のことを、よく知りたいと思っていた。今回、秦野図書館で本書と出会い、ムササビについての、一通りの知識を得ることが出来た。
日本には、ムササビに近い動物として、ニホンモモンガとエゾモンガがいる。ニホンモモンガは、小型で、仮にムササビの大きさを「猫」に例えると、ニホンモモンガはネズミのサイズになるらしい。
ムササビの移動手段の特徴は、体に備わった3種の「飛膜」を広げて、グライダーのように空中を滑空することだ。3種の「飛膜」とは、首と前脚の間の「腕前膜」、前脚と後脚の間の「体側膜」、後脚と尾の基部の間の「腿間膜」だ。この3種の「飛膜」を使って、空中を飛ぶことを「滑空」する、と言う。
樹木の上で、樹の実を取ったり、移動したりする時、「飛膜」は折り畳まれているので、邪魔にはならない。日本の森林には、ムササビを捕まえて食べようとする肉食獣はいない(鷲のような猛禽類は別として)から、普通に前脚、後脚を使って移動するだけで、一応、平和に生活することが出来る。3種の「飛膜」を使って空中を「滑空」するのは、主に、繁殖シーズンに、雌と雄の恋の駆け引きの時、「飛膜」を使って森の中を「滑空」することがムササビを、ムササビらしくする活動と言えるようだ。
本書の著者が、大変な苦労をして、深夜、眠い目わこすりながら、ムササビの彼女と、ムササビの彼が、諸々の「恋の駆け引き」を展開する様子を、9年間にわたって観察した成果が、本書に盛り込まれている。
 さて、そのムササビの彼女と、ムササビの彼が、どんな「恋の駆け引き」を展開したか?は、ぼくが、この短い「本の紹介」の中で、下手に紹介するよりも、読者ご自身が、お近くの図書館なり、書店でお求めになって、お読みになるのが一番良いと思う。正直言うと、そのムササビの彼女と、ムササビの彼が、どんな「恋の駆け引き」を展開したか?という問題は、ぼくにとっては、とても分かり難くて、うまく説明できない。
人間の恋の駆け引きだって、テレビドラマで観ていても難しいのに、日本語を使わないムササビの彼女と、ムササビの彼の「恋の駆け引き」なんて、ムササビと恋をしたことのないぼくに、分るわけないですよ。というわけで、「空飛ぶ座ぶとんさんたち」の恋の駆け引きについての研究は、ぜひ皆様ご自身で、お続け下さるようお願いします。

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2015年7月「Tomasの読書日記」★萩坂 昇著・神奈川県の民話と伝説(下巻)

2015/07/08 07:49
 有峰書店新社刊 定価 1800円+税

 本書には、表題通り、神奈川県の厚木市、鎌倉市、川崎市、平塚市等の民話、伝説等60以上の物語が載せられている。ぼくは神奈川県の秦野市に住んでいるので、その中から、第21話「子育て幽霊」の話を紹介しようと思う。本書は、秦野市立図書館から借りて読んだものだ。もし、この読書日記を読んで、「自分も読んでみよう」と思われた方は、秦野図書館から借りてお読みになることを、お奨めしたい。ぼくは、ここで1年に何十冊も借りて読んでいる。一度、図書館に行くと、数冊借りて、1週間ほどで読み終え、返しに行き、その時また、数冊借りて来る。それが、ぼくの日課みたいになっている。
★第21話「子育て幽霊」(あらすじ) 昔、丹沢山地の麓に、1軒の飴屋が有った。爺さまが1人で店番していた。雨がシポシポ降る晩、飴屋の戸を叩く者がいる。
爺さまが、戸を少し開けると、ローソクのように白い、痩せた女が、雨の中に立っていた。「飴一文売ってくだされ」すーっと白い手を出し、飴を受け取ると、女は、暗がりの中に消えて行った。
次の晩も、夜がふけた頃、戸をホトホト叩いて「飴一文売ってくだされ」と女が来て、飴を受け取り、なん度もなん度も頭を下げて、闇の中に消えて行った。次の晩も、その次の晩も女は来たが、六日めの晩に「いろいろお世話になりましたが、今夜が最後です。有難うございました」と頭を下げ、山の方に向かった。「あの女は、六日六晩、一文銭を握って、夜中に来た。これは、ただの女じゃねぇ」と、じさまは思い、ヒタヒタと、女の後をつけた。
白い女は、暗闇坂を登ると右へ曲がった。「あれっ?あっちには、家が一軒も無いはずじゃが、、、」じさまは、おじけづきながら、さらにつけて行くと、裏山の墓地の中にスーッと消えて行った。「あっ、ありゃ幽霊じゃ。幽霊が、なんだって飴を買いに、、、」
じさまは、家に帰ると、ワナワナ震えておったが、次の朝、寺の和尚さんに、このことを話した。「まさか、死んだもんが飴を買いに来るなんて、おめえさんの気のせいだよ」と、和尚さんは言った。
この話が村に広まり、「なら、墓を堀り返してみるべ」となり、村のもんが、おそるおそる墓の土をはがしてみると、突然、土の中から、ホギャー、ホギャーと赤ん坊の泣き声がする。
まるまると肥えた男の子が、手に飴を握っていて、傍の母親はまっ黒く焦げていた。葬式の時、棺桶に入れてやった六道銭は、無くなっていた。「あの六道銭で飴を買ってやったんだ」村の皆は手を合わせた。赤ん坊は、和尚さんに引き取られ、やがて大僧正になった。それからは、身ごもった女の人が亡くなると、赤子を取り出し、身二つにして葬ることになったという。
(註 この本には、他に「第14話 寝太郎の婿入り」という話も載っており、同じく秦野市に伝わる物語のようです。もし、「民話」、「伝説」に関心をお持ちの読者がおられましたら、一言でも感想をお寄せ下さい。今後の参考にさせて頂きます)
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「1画1言 ウバユリ」

2015/07/04 10:52
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 ウバユリは、淡い緑色を帯びた、長い筒型の花を秋につける、エレガントな花なのに、なぜ、ウバユリという、年寄りじみた名前になったのでしょうか?
 それは、葉が終わった頃に花が咲くので、「葉(歯)の無い花=おばあさん」というジョークの意味があるようです。昔は、歯の治療法も無かったからねぇ(^.^) 
でも、歯が抜けてないおばあさんだって、いるでしょう?年寄りをからかって、喜んでるのは誰だぁ?
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[ アガシラサギ」

2015/07/02 08:58
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 このところ、このブログの「お休み」が続き、ご心配をかけて、すみません。カメラには、撮った画像が沢山、溜まってるのですが、溜まり過ぎのせいか、それらをパソコンに取り込む作業が、うまく行きません。
 年を取ると、これまで普通に出来ていたことが、突然、出来なくなって、困惑します。当分は、過去に撮り溜めた画像を使って、凌ぐつもりです。  
 画面は、2005年秋、インドのタージマハール観光に行った時、広い庭園にいた水鳥です。
 「ぼくの小さな図鑑には、インドのサギまで載ってないので、誰かが教えて下さい」と、前にブログ上からお願いしたところ、コメント欄から「アカガシラサギ」と教えて頂きました。
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「一画一言 紫紺野牡丹」

2015/06/16 05:50
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 我が家から徒歩10分の東名高速の近くにある民家の垣根になっているシコンノボタンが、2011年の秋、最初につけた花です。
 シコンノボタンは、ブラジル原産の、ノボタン科シコンノボタン属の植物で、雄しべとその先の葯(ヤク)の部分がクモの足のようにも見えることから「ブラジリアン・スパイダー・フラワー」の別名も持っています。
ぼくは、この釣り針の先のように曲がっている部分が、クモの足ではなく、お洒落な女性がつけるピアスのように見えますが、どうでしょう?
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「一画一言 アメリカヤマゴボウ」

2015/06/14 05:46
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 初秋の頃、散歩からの帰り道、夕日を浴びて、民家の庭のアメリカヤマゴボウが、とても綺麗に見えました。
アメリカヤマゴボウは別名「ヨウシュヤマゴボウ」とも呼ばれる、北米原産の草本です。
根がゴボウのように、地中深く伸びるので、この名前になったそうです。
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「一画一言 ネコノヒゲ」

2015/06/10 06:42
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 数年前の9月上旬、弘法山公園の山中を通る道の途中、塀の前の花壇に咲いているネコノヒゲが余りに見事だったので、少し先に車を路上駐車して、写真を撮るために戻って来ました。
「走っている車を停めさせるほどのネコノヒゲ」と言えます。(^.^) 
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「一画一言 ハバネロ」

2015/06/08 06:10
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 2006年3月にメキシコに行った当時、世界一辛いトウガラシは、メキシコのハバネロだと言われていました。
それで、現地に住む「メキシコのおばちゃん」に市場に連れていってもらい、ハバネロ(画面)を買い、日本に持ち帰り、大切に大切に、少しづつ食べました。日本のトウガラシは赤いので「赤いトウガラシは辛い」と思ってる方も多いようですが、タイの、小さな緑色のトウガラシは激カラだし、色では分かりませんね。 
今は、オーストラリアで作られた「トリニダード・スコーピオン・ブッチ」が最も辛いそうです。歴史は絶えず、塗り変えられるのですね。
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「一画一言 スパイシー」

2015/06/07 05:55
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 インドに行ったことのある人と話す時、インドの食べ物のことがよく話題になります。
ツアーで一緒になった人たちも、特に後半、スパイスの匂いがきつい市場を自由散策した後、「食欲が無くなった」とこぼす人が多く、ガイドさんが気を利かしてレストランの台所に行き、「お粥」作りを指揮したこともあるほどです。
ぼくは、インドのスパイスの匂いは平気でした。と言うか、タイやマレーシアの市場の匂いと似ているので、気にならなかった、と言うべきか。
  ぼくの印象では、「食欲が無くなった」と言う人も、食中毒というより、あの匂いに慣れてないせいでは?と思うのです。外国人が、慣れるまでは納豆を食べられないのと同じかも?
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「一画一言 麦藁帽子」

2015/06/05 05:42
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 画面は、2005年にインドのタージマハールを訪れた時のスナップです。ぼくは、暑いインドの陽射しを避けるために、日本から麦藁帽子を被って行ったのですが、観光地で休憩中、画面の少年が、ぼくの麦藁帽子に関心のある仕草をするので、彼に麦藁帽子を被せて、彼の父親と並んでもらって写真を撮ったのです。
  でも、少年がなぜ、ぼくの麦藁帽子に関心を持ったのか?は、当時はナゾでした。
その数年後、ぼくの参加するML上で漫画の主人公「麦わらのルフィー」のことが話題になりました。ぼくは知らなかったけど、少年ジャンプに連載され、世界30カ国で出版された『ワンピース』という漫画の主人公が「麦わらのルフィー」で、インドの少年が、ぼくの麦藁帽子に関心を持ったのは、ルフィーとの関連かもしれない、ということを初めて知りました。海外旅行に行くには、アニメの知識も必要なのですね。(^.^)
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2015年6月「Tomasの読書日記」★岡田正彦著・がん検診の大罪

2015/06/03 07:58
   新潮社刊 新潮選書 定価 1200円+税
 本書の裏表紙には、「早期発見・早期治療」は大間違い→がん検診の有効性を示す根拠は存在しない。降圧剤、糖尿病・高脂血症治療薬の長期服用がもたらす、思いもよらぬ副作用。そして、国民の過半数が異常と判定されかねない、メタボ健診の不可解な基準値、、、、。
 統計データの詳細な分析によって、現代医療の陥穽を警告し、予防医学の立場から、本当の医療とは何かを問う。という厳しい言葉が本書の趣旨を要約している。
 おそらく日本人の大部分は、職場で「今日はガン検診のためCT撮影を行いますから、ご協力をお願いします」と言われて、素直に、会社の脇に横づけされたX線撮影機材を積んだ大型バスの前に並ぶと思う。ぼくも、若い頃、それに疑問を感じたことは無かった。
 が、本書を読んで、「いや、待てよ!レントゲンの撮影だって、ガン発症の引き金になることはあるよなぁ。ガン検診のためと言って、そのX線でガンになってりゃ、バカみたいじゃないか?」と思うようになった。
英国では、ガンの0.6%〜1.8%に於いて、検査として行われたレントゲン照射が直接の原因となっていた、と言われる。中でも、CT検査が大きなウエイトを占めている、と言う。
日本で行われるレントゲン検査は、件数だけを単純に比較しても、1人当たり、英国の約3倍になる。日本人では、ガンになる人の3.2%がレントゲン検査によるものと推定されている。
「ガンの早期発見、早期治療」などと広報しているマスコミや、行政関係者は、そんな大事なことを、全く教えてくれない。かつて、1940年代、「あれよ、あれよ」という間に、太平洋戦争に引き込まれ、国土の多くを空爆で破壊され、原子爆弾を2発も落とされて、小さな国土を廃墟にされた苦い記憶を、(当時、小学3年だったぼくは、自分の通う小学校が、B29の爆撃で丸焼けになったことを、しっかり覚えている。)忘れるわけにはいかない。
 本題に戻ろう。日本の場合、放射線被爆の害が最も懸念されるのは、胃のバリウム検査だ。日本人の胃ガンは、過去50年間で、およそ3分の1に減った。
胃ガンの主な原因は塩分の摂り過ぎだと言われる。ピロリ菌が関わっている、という説もあるが、減少率の大きさを見ると、日本人が塩分の摂取を控えた結果と考えるのが妥当なようだ。
 胃ガンと言っても、初期の胃ガンは、粘膜のヒダが、僅かに変形する程度で、X線でそれを見つけるには、バリウム(X線を通さない)を少量飲みこみ、姿勢を変えつつ、粘膜の窪みにバリウムを溜めつつ撮影する。この方法で、胃粘膜のヒダの細部をチェックすることになる。日本人の器用さと、日本に胃ガンが多いことから、発達した技術とも言える。ただし、この検査で被爆する放射線量は、胸部レントゲン検査の約6倍に達することは、要注意だ。
 ところで、「早期ガン」と診断されても、いろいろな事情で、手術をしない人もいる。著者は、そういう人が、その後の7年間に死亡する累積危険度を計算し、グラフにしてみた。その結果、「早期ガン」と診断されても、その後、5年間のうちに死亡する累積危険度は0.43、つまり、手術しなくても半数以上の人が5年以上生きていることが分った。
「ガンと宣告されたら、すぐ手術」と思っていたぼくは、この数字は、かなり意外だった。「そうかぁ、、、。手術しない選択肢もあるんだぁ!」と、かなり強い感慨を覚えた。
 本書は、「そろそろガン検診を受ける世代の方、手術するか、どうか、迷ってる人」にとっては、必読と言っても良い本ではないか、と思う。
本を買わなくても、秦野市立図書館で借りて読む、というテもありますよ!
本書193ページには「抗ガン剤には発ガン性がある」と、ハッキリ書いてある。
同201ページには「放置しても進行しないガンもある」と書いてある。
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「一画一言 ママコノシリヌグイ」

2015/06/01 05:28
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 いわゆる「継子いじめ」と同じく、陰惨な語感のある言葉で、使いたくないのですが、他に、適当な名前があるわけでもないので、やむをえず、使います。
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「一画一言 ツマグロヒョウモン♂」

2015/05/30 08:06
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 ツマグロヒョウモンの♀は、前羽の先の三角部分に黒い模様があるので分かり易いのですが、♂は特徴が少なく、他の、色のよく似たヒョウモン蝶との見分けが難しいとも言えます。
それで「これがツマグロヒョウモンの♂です」みたいな感じで、載せておこうと思いました。
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「一画一言 セミヤドリガの幼虫」

2015/05/28 06:54
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 平塚総合公園の桜並木を、2011年8月の終り頃、歩いていたら、目の前に、小指の先ほどの小さな虫が、細い糸にぶら下がった状態で現われました。
クモの糸のようなものは、樹上から地面まで垂れていて、虫はそれに掴まっているようですが、風に吹かれ、ゆらゆらしていて、ハッキリは分りません。この虫は、その後、「セミヤドリガ」の幼虫と分りました。
セミの成虫に寄生し、大きくなると、蛾の一種の「セミヤドリガ」になるわけです。
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「一画一言 マツバボタン」

2015/05/27 06:43
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 マツバボタンは南米原産のスベリヒユ科の植物で、1年草ですが、こぼれた種からも発芽し、よく育つそうで、「不亡草」とも呼ばれます。
葉が独特の形だなぁ、と思ったら、やはり名前に「松葉」が入っていました。
色も、画面のような色に限らず、多様な色が交配で作られているそうですから、楽しめそうですね。
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「一画一言 ベビーサンローズ」

2015/05/25 05:40
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 昨年9月初め、近所の(他人様の)花壇に咲いていたベビーサンローズです。
この小さな花は、2010年7月末、「瀬戸内しまなみ海道と11島巡り」というパックツアーに参加した時、因島水軍城跡を見学する途中で見て、ガイドから「南アフリカ原産で、ハマミズナ科の花」と聞き、メモしたのですが、その後、忘れてしまって、改めて人様に教えてもらいました。
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「一画一言 沢蟹」

2015/05/24 08:26
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 昨年8月の終り頃、葛葉広場の、日陰の多い「トンボの池」から、中央部の広場に戻る途中の登り階段で、サワガニを見つけました(画面2)。
ここは、湧き水も池もある場所なので、サワガニがいても不思議ではないけど、ぼくは、葛葉広場でサワガニを見るのは初めてです。
秦野市は、丹沢の湧き水があちこちに出る場所で、約12年前に秦野市に転居して以来、田んぼの畦道などでサワガニを見たことは3回くらいあります。昔話のサルカニ合戦のストーリーを見ても、人間は、サルに対してより、カニに同情的だったのですね。ひっそりと谷間に生きて、人間に無害なカニに、人は好意的だったのかも。
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「一画一言 夏水仙」

2015/05/23 07:02
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 この花を、団地の前にある小学校の生垣付近に初めて見た時は、ユリの一種かと思いましたが、ヒガンバナ科なのですね。
夏の盛りに、花壇の脇などで、時々見かけます。真っ赤なヒガンバナと違って、爽やかなピンク色で、暑い時期に、涼しい風を送ってくれる感じです。
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「一画一言 キマダラセセリ」

2015/05/22 06:27
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  ぼくが子ども時代を過ごした名古屋では、イチモンジセセリやチャバネセセリが多かった記憶です。
当時は、これらのセセリを捕まえて、長い糸の先でセセリの胴を、逃げないように縛り、糸の根本を竿先に結んで、ギンヤンマが飛んでる近くで、ゆっくり、振り回すのです。
ヤンマはセセリを捕まえますが、両者がもつれたところを、補虫網で押さえ、ヤンマをゲットするのです。子ども時代は、なぜか、そんなことに夢中でした。セセリくん、ヤンマくん、ごめんね。
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